パニック障害とうつ病とは深い関係があります。

パニック障害などの不安障害は、他の精神障害の併存が多いという特徴があります。パニック障害の患者の50~65%に、生涯のいつの時点かにうつ病が併存すると言われています。

パニック障害を発症すると、また発作が起こるのではないかという心配を継続的に感じるようになってしまいます(予期不安)。

また、以前発作を起こした場所に行くと、また発作が起こるのではないかという不安を感じることもあります。車やエレベーターなどすぐに逃げられない場所や人で混雑している場所などでは、ここで発作が起きたらどうしようという恐怖に駆られます(広場恐怖)。

このような症状に陥ると、日常生活や仕事に支障を来すことが多くなります。仕事や学校などに行くのが怖くなりますし、外出できなくなる人もいます。

このパニック障害の症状がきっかけとなって、うつ病の症状が出る場合があります。これを「パニック性不安うつ病」と呼ぶことがあります。

うつ病を伴うパニック障害になると、症状が悪化し、経過が長引いてしまいます。そのため、パニック障害は、うつ症状が出る前に治療を始めた方が経過を長引かせずに済むと考えられます。