パニック障害とは、突然前触れも切っ掛けもなく、激しい動悸やめまい、呼吸困難、吐き気、発汗、手足の震えなどの発作や体調不良を起こし、その症状のために生活に支障が出る病気です。

通常、パニックになるには何らかの理由があるものですが、パニック障害にはありません。検査しても体に異常は見つからず、しばらくすると辛かった症状がうそのように消えていきます。

パニック障害は、実は珍しい病気では無いのです。100人に1人は、一生のうち1回はパニック障害を起こすと言われています。

パニック障害の症状

パニック障害には3つの症状があります。

パニック発作

突然の発作や不調が何度も繰り返し起きる症状を「パニック発作」と呼んでいます。これはパニック障害の中心となる症状です。短い場合は5分程度、長い場合は1時間ほど続くことがあります。

突然現れる症状は主に次のとおりです。

  • 動悸(心悸亢進)、心拍数の増加
  • 発汗
  • 手足やからだの震え
  • 呼吸困難(息苦しい、呼吸が早くなる、息が詰まる)
  • 胸の痛み、不快感
  • 吐き気
  • めまい
  • 寒気
  • ほてり
  • しびれ(知覚異常)
  • 非現実感
  • 恐怖感

予期不安

パニック発作を繰り返し起こしていると、また発作が起きるかもしれないという不安が消えなくなっていきます。このまま死ぬのではないか、狂ってしまうのではないかといった不安や恐怖を感じるようになります。

このような不安感を「予期不安」と言い、パニック障害によく見られる症状です。
パニック発作の症状が良くなってきても、予期不安に悩まされる人は少なくありません。

広場恐怖

パニック発作を以前に起こした場所、ここで発作が起きたら大変だという不安な場所や状況、苦手な場所や状況を非常に恐れて、避けてしまうことを「広場恐怖」と呼びます。避けてしまう場所は広場に限らず様々ですので、「外出恐怖」「空間恐怖」と呼ぶこともあります。

この状態が悪化すると、出かけることが怖くなったり、仕事や学校に行けなくなったりすることもあります。