パニック障害の治療として、まず薬物療法が行われます。薬でパニック発作を抑え、症状を見ながら薬の量を調整していきます。

パニック障害は再発しやすい病気ですので、症状が改善してきても、薬はすぐには止めません。半年~1年くらい飲み続け、少しずつ減らしていくようにします。

パニック障害で処方される薬は、主に次のような抗うつ薬抗不安薬となります。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

脳内のセロトニンという物質を増加させる働きがあり、うつ症状を改善する薬です。パニック障害の治療にも有効であることが分かっています。

副作用は少なく、依存性が無いとされています。ただし、即効性は無いため、長期間飲み続ける必要があります。効果が現れるまで2~4週間程度かかります。

ベンゾジアゼピン(BZD)

不安症状全般に有効な抗不安薬です。即効性があり、安全性が高く、副作用は眠気程度とされています。

ただし、長く使っていると依存性が出やすく、乱用の危険があります。また、定期服用中に急に止めるとリバウンド的な症状が出ることがあります。

三環系抗うつ薬

SSRIや抗不安薬で期待した効果が現われない場合に使われます。ただし、副作用(口の渇きや便秘など)が出やすい欠点があります。