対人恐怖症は精神疾患である神経症の一種で、人と接することに極度の恐怖や緊張を覚えてしまう病気です。
人前で失敗したことや恥をかいてしまったことなど、人間関係(対人関係)の不安が大きな原因になっていると考えられます。

対人恐怖症は、特に日本人に多く見られる病気とも言われています。
海外では症例が少なく、日本人に非常に多い病気です。

症状としては、他人の前で異常な緊張状態に陥ってしまいます。
そして次第にその症状を恐れるあまりに、人と接することに恐怖心を感じるようになってしまいます。

対人恐怖症の症状には多くの症例が挙げられており、視線恐怖症、赤面症、書痙(しょけい。字を書こうとすると手が震えたり、痛みを感じて、字を書くことが困難となる障害)、吃音症、多汗症(発汗恐怖)なども、対人恐怖症の症状の一つとなっています。

他人からみれば大したことではないように見える場合も多いため、周りの人からは、考えすぎですとか自意識過剰などと思われて、理解を得られないケースがあります。
子供の場合にはいじめに発展することもあるようです。

対人恐怖症は、一時的なものである場合も多く、自然に治ることも少なくありません。
また、思春期や失敗した後の一定期間においてのみ発症することも珍しくありません。

しかし、対人恐怖症が慢性化してしまうと、社交不安障害やパニック障害といった症状も起こすことがあります
症状が長引く場合は、精神科、神経科、心療内科での治療が必要となります。
精神科などを受診するのは抵抗があるかもしれませんが、専門医に相談することで症状が改善することもあります。

対人恐怖症は人前で話すことや人と接することに慣れて克服する必要も出てきます。
引きこもらず、出来るだけ人と関わるようにすることをおすすめします。