対人恐怖症の治療法には薬物療法と心理療法の2つがあります。
治療法の選択は、患者の症状に合わせて医師が判断します。

薬物療法

薬物療法について、対人恐怖症専用の治療薬というものはありません。
対人恐怖症によって生じる症状を抑えたり、自律神経を整える薬などが処方されます。
抗うつ薬抗不安薬精神安定剤といったものになります。

したがって、症状を緩和することは可能ですが、対人恐怖症の根本的な治療とはなりません。この点は注意してください。

心理療法

心理療法は、患者の人間関係(対人関係)の妨げとなっている心理的問題を、カウンセリング訓練などで取り除いていくものです。

対人恐怖症の症状は人によって様々ですので、その人に合った治療が必要になります。
比較的症状の軽い人は、周囲の人と接することへの取り組みからスタートできるでしょう。

症状の重い人の場合は、外へ出ること自体恐怖を感じていることも少なくありません。
その場合は、社会へ一歩足を踏み出すことから治療していく必要があります。

いずれにせよ、ネガティブな意識や思考の歪みといったものを改善するため、精神を鍛えることが絶対に必要ですので、根気よく治療を行うことになります。